ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

ソフトウェア開発

No.147 ソフトがわからないことの危うさ

・保守性と移植性が壊滅的でも 動いている製品に搭載されているソフトウェアの品質は動いている限り同じではないのですが、わからない人には同じ見えます。 我々も見えていないことは、勝手に大丈夫だと思い込んでしまう傾向があります。 原発事故が起きてみ…

No.146 バグの見つからないテストに価値はあるか

・テストを設計する テストを設計すると、漏れのないように確認するということを考える訳で、どこにバグがあっても捕まえるように見ていきたいわけです。 そうなると、どのレベルで漏れなくを考えるかが重要になります。 C0とからC1のレベルまで行くと、もう…

No.145 BTSのワークフロー

・ワークフローを決めるときに誰が何をするのかを考える バグを見つけてから直すまでのワークフローをどう思い描くかで変わります。 登場人物が多くなるとルールの徹底が必要になりますし、難しさも増えていきます。 ツールの用意する標準的なワークフローは…

No.144 納期優先って言われても

・売り上げのためにという理由はわかるけど テスターの立場から言えば、納期というのは、あくまで予定であってテストを通らないものを通すものではないのは当然です。 しかし、いろいろな制限の中でそれもできないまま、やらなければならないのはやるせない…

No.143 問題解決と改善の違い

・問題が起きているときは みんなが困っているときに、問題解決に乗り出すと、周囲とも協力ができて、一丸となって問題解決はできたります。 まあ、頑張れば目に見える成果がついてい来るので、そういうときの連帯感は何とも言えないものがあります。 ・問題…

No.142 縦社会にソフトウェア開発は合わない

・プロセスを守って開発したくても 真っ当なソフトウェア開発であれば、プロセスの遵守は当たり前ですが、世の中にはそんなことを言えない環境で頑張っている人もまた多くいると思っています。 正しいかどうか、正しいプロセスで開発したくても、それ許され…

No.141 ソフトウェア開発者がダメなのではなく

・ソフトウェアの品質が悪いのは? まず、いつも品質が悪いなら、その組織にとって、ソフトウェアの品質が悪いということは問題ではないということです。 悪いとわかっている。指摘がされる。誰かが責任を取っているでしょうか? いつも悪いということは、そ…

No.139 エンジニアは学ばないと

・ソフトウェアに限らずですが エンジニアは知的労働者ですので、学ばないという選択肢はありません。と筆者は考えています。 ところが、この学ぶというのは結構厄介です。 教育を受けたり、本を読んだりするのは、習った段階で、できることが何も保障されて…

No.138 ソフトウェアの品質が悪いですと?

・品質の悪さは簡単に示せるが、良さは簡単に示せない 品質が悪いというのは簡単です。不具合一つあれば、実証できます。 ところが、品質が良いというのは、不具合が0であることが証明できないことが示すように、簡単ではありません。 品質を良くするという…

No.137 ソフトウェアの品質ですと?

・テスターが言うセリフではないけれど ソフトウェアを取っ払って、品質という言葉は、何かの度合いを示すものであることは間違いないです。 それは要求を満たす度合いなのか何なのか、まあ、ここですでにあいまいな部分が出てきてしまう。 絶対的ではないと…

No.136 なぜなぜ分析ですと?

・年始から振り返ることになろうとは なぜなぜ分析しましたよ。 うまくいかない開発を振り返るのは重要なことではあると思います。 振り返ることは必要不可欠なんですが、個人的にはこれでは足りないという思いが強いです。 ・何も改まらないなら、時間の無…

No.135 1on1が下手な自分

・今年の反省点から入ります 今年一番うまくいかなかったもの・・・やはり1on1ですね。 新人とのコミュニケーションは難しいというのもありますが、筆者は1on1が下手だとほんのつい最近気づいてしまったのです。 本当に今更なんで、今まで本当にすみませんで…

No.134 木も見ず、森も見ず

・何が大事なのか わかっています、本当は。売り上げの数字ですよね。(違うかもしれないけど・・・。) でも、ソフトウェアの品質は融通が利くものではないのです。 でも納期には勝てないかもしれません。でもダメなものはダメなんです。 でも出したいから…

No.133 プロセス改善なんてものじゃなく

・悪いと思えるならそれは改善の余地があるということで 何かを作る上で、生産性という言葉からは逃れられません。 効率よい開発をするのがベストですが、完全な開発はできないものです。 悪いと思えることがあるのに、流されてそのままの状態を続けているこ…

No.131 ふりかえりはなんのためにするのか

・反省会になっても意味がないと思うのだけど・・・ よかった点と悪かった点考えれば、エンジニアというものは、悪かった方ばかり考えてしまうものです。 反省会になってしまうような場にならないためにはどうするか、悩みが尽きませんでした。 ・どこに重き…

No.130 振り返りについて考える

・振り返りのファシリテーターをすることになりまして やれと言われればやりますが、基本的にライトに前向きに追われればいいと思っています。 KPTという手法を使いますが、これだってきっかけぐらいにしか考えていません。 ・振り返りが盛り上がらないとい…

No.129  大人のソフトウェアテスト雑談会にいまだ参加できていないのです。

・てっきりdiscordの問題だと思っていました 案内にあったdiscordをインストールしてチャンネルがつながって、メモも見えて、会話の音声だけが聞こえない。てっきりインストールがダメだったか何かだと思っていたのです。 先日も確かめるべくちょっとだけ繋…

No.128 大人のソフトウェア雑談会に・・・

・参加しようとしたのです。 エントリーして、discordをインストールして、動きました。 メモも読めます。 声が全く聞こえません。 設定がおかしいのかなあ・・・ 格闘することしばらくの数時間? 再起動すれば直ったかもというネットの記事に触れたのはずっ…

No.127 振り返りをするということ

振り返りは大反省会とか懺悔の時間や、罪の糾弾とかのために行うものではありません。 やるべきは次に勝つかもっとうまくやるために、今何を決めるかです。 それ以外のことは必要ありません・・・と、個人的には思っています。 決めたらやるだけです、 起こ…

No.126 ソフトウェアシステムテストをしていたら

システムレベルのテストをしているのに、やっている内容が個別の機能確認と大差なくなっている場合は、仕様から得られる情報が圧倒的に足りないのだと思います。 要求仕様書があまりにも貧弱だったので、自分ならどんな要求仕様書を書くか、少しだけ書いてみ…

No.125 大人のソフトウェアテスト雑談会ですと・・・

なんと面白そうなタイトルなのだろうか、激しく興味を惹かれるではありませんか。 とはいえ、それほど高度に専門的な知識があるわけではないので、あまり難しい話にはついていけないだろうなあなどと考えてしまう自分がいたりして、興味はあるけど・・・ こ…

No.124 フェイルオーバー起動せず

東証のトラブルの記者会見の対応は見事だったようで、日本中の発注者がこのレベルであれば、日本がIT後進国となることもなかったと思われるほどの内容でした。 残念ながら、今の日本にはこのレベルの発注者はいないので、受注先の責任という言葉を吐いて、責…

No.123 プロセスを改善するとか

悪い開発を100回繰り返してもそこで得られるスキルは、偏ったものになりがちだと思います。 人が成長することを望むなら、それができるプロセスを構築しなければならないと思います。 とはいえ、環境要因の部分をの問題が先に立ってしまうと、自分は悪く…

No.122 設計するとは

実際問題設計がベストあるか検証したければ、頭の中で最後まで作り上げてみるしかないように思います。 もちろん絶対のベストはわかりませんが、自分の思いつく範囲でのベストはそれで出せるとは思います。 その際の評価基準が一定だったとしてという条件が…

No.9 勉強会で一番勉強している人は

勉強会に登壇する機会があった。(そっちは本名でやりました。) 日頃思っていることをまとめてみようと思ったが、個人の主観だけになってしまって、それでは聞き手に対して申し訳ないと思ったので、知り合いに頼んで、中を見てもらうなどして、若干客観性を…

No.8 リスク管理がプアな状況に、人をはねても運行を続けた新幹線が重なる

新幹線のニュースは恐ろしい話である。人をはねないようにできればいいのだが、はねても運行を続けるとは信じがたい。多分、JR東海ならその場で対処しただろう。(台車の亀裂で止めた事例より) 何かが起きても運行を維持することが優先された事態に、人が倒…

No.7 無謀な要求に、児童虐待と同じものを感じる

痛ましいニュースを見て、心が痛むが、自分できることがないことも同時に思い知る。 本当に子供は自力でその地獄から抜け出すことはできない。しかし、大人も得てしてそういった状況に陥ってしまう。 ブラック企業と呼ばれるようなところで、身を粉にして働…