ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.143 問題解決と改善の違い

 

・問題が起きているときは


 みんなが困っているときに、問題解決に乗り出すと、周囲とも協力ができて、一丸となって問題解決はできたります。
 まあ、頑張れば目に見える成果がついてい来るので、そういうときの連帯感は何とも言えないものがあります。

 


・問題を解決しても改善としては足りない


 誰もが問題を解決したいときに解決するのは、チーム力を結集してそれに当たることができるので、解決できるケースは多いと思います。
 ですが、根本原因を叩いて再発防止をすることになると、今の状況に対してメリットがないため、熱量が低下してうまくいかないことも多くあります。


・いつも同じことが繰り返される組織は


 結局、目先の問題だけ何とかして、後のことを先送りにする組織は、ずっと同じことを繰り返します。
 問題は解決できても、自分たちの原因を取り除く改善活動ができないということは、また同じような問題に遭遇します。
 そしてその問題との戦いに忙殺されてしまうかもしれません。
 
 今を守るというのは、単にリリースのためにすべてを先送りすることなのでしょうか。
 期日も開発者も大事できている組織はあるわけで、それをやらないのは手を抜いているということでもあると思います。