ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.122 設計するとは

 

 実際問題設計がベストあるか検証したければ、頭の中で最後まで作り上げてみるしかないように思います。

 もちろん絶対のベストはわかりませんが、自分の思いつく範囲でのベストはそれで出せるとは思います。

 その際の評価基準が一定だったとしてという条件が付きますが。


 いいとか、悪いとかいうものは結局は相対的なものであるため、価値観に変動が起きれば、ベストもまた動いて行ってしまいます。

 設計し終わるということは、何も考えないで作れることになり、それが誰が作っても同じになれば、かなり良い設計ができているといえます。

 要求仕様のレベルでは、実現方法は問われないですが、要求が満たされる点は同じで、外部仕様のレベルでは、細かな処理内容も問われませんが、インプットに対するアウトプットは同じということになります。


 詳細設計まで行くとかなりの部分で誰が作っても同じになるでしょうか。

 この階層のイメージは重要ですが、要求というのはこの階層を超越して入ってきたりするので、それが各階層の設計作業の制約事項になるということでしょうか。

 「いいもの」というのが、人によって違うのというのも、頭を悩ませる問題の一つですね。