・テスターが言うセリフではないけれど
ソフトウェアを取っ払って、品質という言葉は、何かの度合いを示すものであることは間違いないです。
それは要求を満たす度合いなのか何なのか、まあ、ここですでにあいまいな部分が出てきてしまう。
絶対的ではないというのが非常に厄介なのは間違いありません。
・ソフトウェアだって固くないし
ソフトウェアですら、絶対の正解のない世界のもので、動くという意味だけで見たら、とんでもない広がりを見せてしまいます。
かっちりとしたものがないし、定規を当てて測れるものでもないし、良し悪しを決めるって言っても相対的には言えても絶対基準はない。
まあ、ハングアップしたら・・・ぐらいかな。(これだって意図的にやるケースがないとも言い切れないですが)
・正しいというものすら、絶対はないのだし
正しいと正しくないは相対的にわかりますが、その基準は状況に応じて変化してしまいます。
絶対の正義はない。
銀河英雄伝説を読むまでもなく、対局にもまた正義があるのは人の世の真理なのかもしれません。
リジットではないソフトウェアのあいまいさを含んだ何かの度合いを示す品質を、絶対は存在しない正しさを証明するに近いソフトウェアのテスターという仕事って、ものすごく偉大な仕事なんじゃないのかなという結論が、ソフトウェアの品質を調べていて、出てしまった、ある日の午後の話です。
ソフトウェアテスターはもっと誇っていいと、改めて思ったというだけの話でした。