ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

2019-01-01から1年間の記事一覧

N0.53 本当に全部やるのか

ソフトウェアテストにおいて全部というのはもはや概念の上にしかないレベルで難しくなってしまった。 ここで大事なのは、どう考えたかということです。穴があるのは物理的に防ぎようがないのであれば、穴の場所は把握できているかどうかで対処が変わってくる…

No.52 交通事故の原因は

運転者が、車が勝手に動いたと主張しても、現状、運転者には責任があるのは事実で、その結果痛ましい事故が起き、何の罪もない犠牲者が出たことは、心痛める出来事としか言いようがありません。 翻って、モノづくりの現場サイドでは、本当に責任がないことを…

No.51 過去の成功体験の功罪

その会社の先達が会社を大きくしてきた背景には、何らかの成功体験があって、出世した人はその時の成功体験をベースに日々の経営に反映しているのだとは思います。 もちろん、同じことの繰り返しであるならば、それでもいいのかもしれません。 しかし経験し…

No.50 それでもできることを探す自分でありたい

組織が良いとは言えず、ともすれば帳尻合わせ的な動きをしてしまうような場にいたとしても、あきらめては個人レベルも組織と同じことになってしまうと思います。 その中で、自分としてどうすべきか考えていかねば、流されてしまうのが世の常で、個人はあまり…

No.49 モノづくりの多様性

もしという仮定に意味はないのですが、要求が最初の時点で確定していたら・・・ もし、出来ることがやる前から確定していたら・・・ それでも売れるなら、最高の職場環境に思えます。 しかし、要求は変わるし増えるし・・・やってみないとできるかどうかわか…

No.49 組織の体質

スバルやスズキのリコールなどの顛末を見ていると、組織の持つ体質というものが見え隠れしているように思えています。 膿を出し切る的な発言をトップがしたとしても、下の人間が自発的に不正を働いた訳ではないと思っています。勝手な想像の域を出ませんが、…

No.48 決める、そしてやりぬくこと

どこかで聞いた台詞だったはずですが、エンジニアリング的にはこれは結構大事なことなんだと思っています。 解釈の問題ではあるのですが、間違いを恐れるあまり、決めないということになると、成功はないですが、失敗もありません。 失敗したいのか言われれ…

No.47 なかったことにはならない

ソフトウェア開発は、全部書き直す形でやり直すことは可能ですが、失った時間は取り戻せません。 そうなった状況によっては、それ以上にやり直さねばならないことによる、失った人のモチベーションはもっと取り返しがつかないかもしれません。 ソフトウェア…

No.46 作品に罪はない

とある芸能人の麻薬取締法違反のニュースはなぜこんなにもニュースの時間を占有しているのかわからないのが本音です。その周辺で起きていることをすべて報道しているわけではないだろうし、いつもこんなだとは思えないのは不思議と感じている自分がいます。 …

No.45 見つからなければいいというものではない

とある芸能人の麻薬取締法違反の件で連日ニュースは賑わっているが、同じニュースを何度も見せられるようで、正直辛くなってきている自分がいます。 まあ、不正行為はいけないのですが、会社の中というのは閉じた社会で、帳尻さえ合えば、一時的な問題は不問…

No.44 誰かの責任だったからといって、その会社が至ってしまった状況は良くはならない

組織で問題が起きれば、解決できないと上に問題はエスカレーションされて、解決に至る流れは必要ですが、問題の解決を上に拒絶されてしまった組織はどうなるのか。 言ってみれば、どっかの「チャレンジ」もそうだし、独裁と呼ばれた人もそうです。 解決でき…

No.43 エンジニアリングで語学をすると

TOEICの点数が必要になって、英語力のなさが露呈して、困っています。 全然、点が取れません。 エンジニアリングで解決しようと思い、PDCAサイクルを回すということを考えました。 いろいろ悩んだのですが、やはり単語量が足りません。 わからないのに、テク…

No.42 一部を全てと思ってはいけない

このところ、病気のニュースが世間を騒がせています。 その周囲の反応について、コメントの一部だけを抽出して、世論形成したいような動きが見て取れます。 勿論、不適切な表現とか、そういう部分はあるのでしょうけど、人というのは、そんなに単純に白黒つ…

No.41 バイトテロとまで呼ばれる環境下でのリスク管理は

不適切動画投稿による、飲食店等への影響は計り知れないものがあります。 当初、筆者もニュースを見て常識のなさに驚き、腹を立てていました。法的措置もやむなしと思っていました。 リスクマネジメントとして厳格な対処は必要とは思います。なにより顧客か…

No.40 逃げ場のない人を作ってはいけない

児童虐待による死亡のニュースは本当に痛ましいものでした。 ニュースを見た同じように虐待されている子供は、もう誰も助けてくれないと思ってしまわないか、心配です。 仕事において、やめる自由はあると言いますが、その選択肢が人に迷惑が掛かるからとい…

No.39 良いチームは

国民的アイドルグループの活動休止会見で見せたチームワークは、見事の一言でした。 方針を決めたリーダ、困難な状況(質問)をカバーする2名、チームのムードを保つ2名の役割は見事で、完璧な連携にしか見えなかった。 これは、困難な状況にあってチーム全…

No.38 管理すると言っても

新潟方面の某アイドルグループで起きた問題は当事者と管理者の間に何らかの思惑の違いがあったことは間違いないと思われます。 我々も働く現場において、小さなものから大きなものまで何らかの齟齬に悩まされることは多いです。 解決できることもあれば、解…

No.37 若者のスキルは侮れない

最近の若い人はコミュニケーションがどうこうと、いう話もありますが、日経トレンディ電子版の梶原しげるさんの記事を読んで、若い人のしたたかさのようなものを感じました。 そう考えると、上の世代として相手の欠点を見つけているつもりでも、それは上の世…

No.36 何を作っているのか

ソフトウェアを作っていると答えるのは当然と言えば当然です。 ソースコードを書いているという答えも当然だと思います。 我々はものづくりの世界にいるわけで、何かモノを作っている事実は揺るぎようもありません。 しかし、あえて言いたいことがあるとした…