ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.45 見つからなければいいというものではない

 

 とある芸能人の麻薬取締法違反の件で連日ニュースは賑わっているが、同じニュースを何度も見せられるようで、正直辛くなってきている自分がいます。

 まあ、不正行為はいけないのですが、会社の中というのは閉じた社会で、帳尻さえ合えば、一時的な問題は不問のような雰囲気があるケースもあるのかもしれません。
 監査の前になぜか忙しくなるとか・・・

 こうしたときに考え方がどうなのかで、会社の進む道が決まると思っています。
 意図するところを理解して、真の改善を図り、会社に利益として改善の苦労をFBする前向きな会社と、最低限クリアして会社の売り上げさえ(か、どうかわかりませんが)良ければという後ろ向きな考えな会社があるかもしれません。

 働き方改革を見れば、この辺は顕著な気がします。


 さて、やはり人たるもの、王道を歩きたいものではあるのですが、会社の中にあっては正義は複数あり、何が正しいのか一概に決められるものではありません。
 モノづくりにおいては、品質は重要ですが、同じ価値のものをより安く(短い時間で)作る方向に行くだけでは、社会がシュリンクしてしまいます。

 新しい価値を生み出せなくなった結果、今まで生み出した価値を節約してみんなに分け与える方向の改革になってもらいたくないのです。

 といって不正をしようとかいう方向ではなく、仕事を頑張りたい人も、仕事以外に時間を当てたい人もみんなが充実した人生を送れるような形に落ちてもらいたいものです。

 帳尻が合うことを最初から目指すような方向ではなく、知恵と勇気と創意と工夫で新し価値を生み出し、みんなでリッチになれる社会にならないかなと思ってはいるのですが、人任せではなく自分でも考えていこうと思っています。