ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.40 逃げ場のない人を作ってはいけない

 

 児童虐待による死亡のニュースは本当に痛ましいものでした。

 

 ニュースを見た同じように虐待されている子供は、もう誰も助けてくれないと思ってしまわないか、心配です。

 

 仕事において、やめる自由はあると言いますが、その選択肢が人に迷惑が掛かるからという理由で取れない人もいます。
いや、そうやって追い込まれているのかもしれません。

 

 責任という縛りは、まじめな人ほど効果があります。

 

 できないという局面で、筆者はいつもこう考えることにしていました。

「できない自分が悪くないとは思わないが、できない自分にやらせた上司も半分は悪い!」

 そう考えていました。

 

 全部できれば良いのでしょうけど、そんなに連戦戦勝とはいかないし、相手はまっとうな相手とは言えないこともしばしばあるのですから。

 

 さて、報告や連絡や相談をしても、精神論しか返ってこないのであれば、そこはもう組織として機能していないと考えざるを得ない気がします。

 

 もちろん、答えをくださいという姿勢でいるようでは、育つ気がない人間は育てても仕方ないと思われる可能性があります。


 どんな状況でも、人に助けられる人は前向きな人です。

 その1点を維持できる人は、助けがくるものなのです。

 

 そう思っていたのですが、今回のニュースで、子供の方が置かれている状況がシビアなのだと、思ってしまいました。