ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.39 良いチームは


 国民的アイドルグループの活動休止会見で見せたチームワークは、見事の一言でした。

 

 方針を決めたリーダ、困難な状況(質問)をカバーする2名、チームのムードを保つ2名の役割は見事で、完璧な連携にしか見えなかった。

 

 これは、困難な状況にあってチーム全体がそれでも前向きさを失わず、目の前の課題を解決していくということで、スポーツでもソフトウェア開発でもこういうチームは強いと思います。

 

 仕事(開発)において、納期は先に決まるのに、要求は遅々として決まらず、そしていつの開発でもこんなことが繰り返されていては、チーム全体が前向きであることはこんなな状況と言わざるを得ません。

 

 一度の困難ならチーム一丸となって乗り越えることはできると思います。


 それは上流の方の難しい状況を理解して「今回はこちらでカバーしましょう!」ということは出来るのですが、「ならいつもこれで大丈夫だよね!」という理解をされてしまうと上流の方々とのチームワークは崩壊していくことになります。

 

 モチベーションを保つのは言葉にすれば一言ですが、時間軸が長くなれば長くなるほど、不可能に近づいて行きます。
 
 「いつものように」・・・・「前と一緒」・・・・安易なこうした一言が、チームのモチベーションを徐々に奪っていくのです。

 

 やがてそれはミスの多さとなって自分たちに襲い掛かってきます。

 ソフトウェア開発者ががんばればいいこと・・・そう思っている管理者は、どんないいチームでもゆっくりと殺していくのです。


管理者がどんな意識でいるか、それだけでかなり結果が変わることはいっぱいあると考えています。