ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.44 誰かの責任だったからといって、その会社が至ってしまった状況は良くはならない

 

 組織で問題が起きれば、解決できないと上に問題はエスカレーションされて、解決に至る流れは必要ですが、問題の解決を上に拒絶されてしまった組織はどうなるのか。

 言ってみれば、どっかの「チャレンジ」もそうだし、独裁と呼ばれた人もそうです。
 解決できない人のところに真実の情報は集まりません。

 それが致命的な問題になるまで、露呈することはないのでしょう。

 会社という閉ざされた環境では、そういうことが起きてもおかしくないということが長くいるとみえてくる気がしますが、実際に違うのか、その立場になっていないので、断ずることはできません。

 とは言えです。何かが起きてしまったとして、誰かが悪かったとしても、その会社の状況はよくなりません。

 すべてを受け止めて、対策しない限りそれがよくなることはないのです。


 いじめ問題で自殺する児童や生徒のニュースを見ることがあります。閉ざされた世界にいることは、そこの常識は法律やモラルを超えてしまう可能性があることを認識しておかねばならないのだろうと改めて思います。
 その上に立って、自らがどう振舞うのか、そして何を救うのか、決めておく必要があるのだと感じました。

 実はこれば、小説「7つの会議」を読んだ感想です。