ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.37 若者のスキルは侮れない

 

 最近の若い人はコミュニケーションがどうこうと、いう話もありますが、日経トレンディ電子版の梶原しげるさんの記事を読んで、若い人のしたたかさのようなものを感じました。

 そう考えると、上の世代として相手の欠点を見つけているつもりでも、それは上の世代の価値観の話で、これからの世代では通用しない話になっていくのかもしれないなあと改めて思いました。

 やはりいくつになっても謙虚に相手を認めることから始めないといけないのだなと、改めて思いました。

 自分が通用するしないにかかわらず、エンジニアである以上、学ぶことから降りる訳には行きません。
自分なりではあっても、学び続ける意思と実践は欠かせません。学ぶと決めれば謙虚であることのほうが効率がいいと思っています。
 できるかどうかは、いろいろありますが・・・。

 さて、最近勉強会でやたら登壇者からメンタルが弱いというコメントが出てきました。

 自分の価値観では弱点は隠したほうが良いと思っていましたが、どうやら、求めているものが違うのではないかという考えに至りました。

 正しいかかどうかは知る術はありませんが、厳しい反論とかは勘弁してくださいねという予防線を張るのに一番当たり障りのない表現として使っているのかもしれないなとかとりとめもなく考えたのですが、こういう次元ですらないかもしれないし、場が荒れないようにする気遣いなのかもしれません。
もちろん善意的に解釈して前向きに意見交換をすることに異論はないし、そういう場が成立しているのだから、これも一つのコントロールする術に使っているということなのだろうと解釈し、結果、そういう形で場が進んでいくのだから、やはり意図通りに場をコントロールしているのは間違いないでしょう。

 自分の価値観にないものを何の疑問も持たずに価値がないとしてしまうと、自分が得られたはずのものを失っているしまっているかもしれないと思いました。

 正解が何かは、当分わかりそうもないですが、いちいち疑問に思って何か仮説を立ててみるのは、筆者にとっては楽しい時間であるということです。
 学ぶべきことは何からでも貪欲に学んでいこうと改めて思ってみたのでした。

 筆者の場合、正解が欲しいのではなく、単に考えてみたいだけの可能性もあるのですが・・・。