・製品の機能がてんこ盛り
多機能でいかなる場合にも適用できる製品は非常に魅力的に映ります。しかし、結局のところ、全く使わない機能にお金を払っていることになるわけですから、それが正しいとは言い切れません。
ユーザが欲しがるからと機能をどんどんと盛り込んでいくのは、適正な企画の結果とは言えないと思います。
・正論と同じ匂いを感じる
正論を振りかざす人は多くいます。やらないよりやったほうがいい。少ないより多いほうがいい。それはどれも正論です。その理屈の果ては「完璧以外すべてダメ」になります。機能てんこ盛りの製品はその道を走り続けているように見えます。
・その結果は
製品は売れるかもしれません。それを成功体験として、次々と多機能化していくのだとすれば、開発の手間も、テストの大変さも指数的に増えていきます。いつか臨界を超えるのがわかっていても、その成功体験から抜け出せないのは、悲劇といえます。
適切な度合いが何にでもあるということを踏み越えてしまうと、多くの人を不幸にしていくような気がします。
さて、何が正しいのか、結果が出るのも見届けるが恐ろしいです。