ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.235 「頑張る」は敵だ!

 

・ソフトウェアを作る過程で

 ソフトウェアが工業製品として作られる以上、その品質は保証されねばなりません。よって、テストをするのは当たり前のことになります。
 このとき、何となくいつものように実行して、いつものようなことが繰り返されて、なんとなく製品が出ていくのを見ているのでは、エンジニアとしての成長はありません。

 

・必然と改善

 とにかく、今この場にあるソフトウェア製品の品質は、開発工程を経て必然的にそうなるようにここにたどり着いています。何も変えなければ、それは毎回同じように起きます。
 ここで、何も問題なければいいのですが、残念ながら必ず問題は起きます。その時に何のデータもなければ、改善というのは頑張ると一生懸命の2つになってしまい、積み上げる改善にはほど遠いものとなります。

 

・論理的に組み立てる

 とにかく、目標も達成状況も論理的に組み立てることで測ることが定量的にできなければなりません。そうでなければ、「頑張る」の呪縛からは逃れらません。ダメな結果だったとしても、原因と改善策をセット報告できれば、そうそうひどい目にあわされることはありません。
 ということは、正しいかどうかわからないなら、論理的に計測可能な目標を立てて実行して、失敗の後に論理的に改善を回していけば正しいに近づいてい行けます。
 今年も失敗を恐れず、論理的に挑みたいと思います。