ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.216 仕様書の時点で

#ソフトウェア品質 #ソフトウェア開発

・仕様書もろくにない

 仕様書が本当にろくにないのだとしたら、検証はどうなるのでしょうか。明らかに第三者検証は想定されていないということになります。
 こうなると何に対して正しいのか正しくないのかが不明確になります。

 

・第三者検証を行うには資格がいるのかも

 結局、製品のドメイン知識がなければだめというのは逃げだと思っています。
 ない状態からこれを脱却するのは、半端ない労力が必要で、これを維持していくというのは、プロセスを重視しないと不可能です。そこから逃げてしまうのは、メーカーの経営者としてはどうなのかと思ってしまいます。

 

・そうは言っても

 仕様書というものは、意外にちゃんと書けないもので、誰でもやれと言われれば、簡単にかけるというものではありません。ソフトウェアも品質の良いソフトウェア書こうといって時間を与えてもスキルのない人にはそれは不可能なのです。仕様書も同じで、スキルのない人に時間を与えてもいいものはできません。
 それでいてそういう人を選別したり、できる人をきちんと評価できないのだとしたら、それは致命的だと思えます。
 さて、自分の組織を改めて評価してみてもいいのかもしれないですね。