・仕様書は後回しで
これを認めた結果、仕様書をチェックする人間は不要になります。そして書く人間もチェックされなくなるので、そのスキルは育ちません。
例外を認めるということはその組織の価値を貶めています。
・リリースは早くなるのか
例外を認めて仕様書を後回しにした結果、品質の低下分の抑えが効かなくなります。その結果、品質は落ちていくことになります。定量的に管理しようにも基準を失った状態では、人依存でしかそれは回らない状態になります。
・そしてもう書けない
それを単にソフトウェア開発者の問題にしてしまったら、安易に書けということが経営者はできてしまいます。しかし、長い間で失われたスキルは組織内にないので、何を書かなければならないのかもわからなくなります。
おそらく、二度とそのスキルが組織内に定着することはないでしょう。