ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.191 思考停止していること

 

・いつも通りの罠

 停滞が後退であるなら、いつも通りというのは危険です。
 疑うことはみっともないかもしれませんが、定期的に実施しておかないと手遅れになってしまうかもしれません。

 

・プロセスを通しで考えたときに

 いつものようにやっていても、部分最適の寄せ集めの場合、全体最適とは言えない状況になっている可能性も考えられます。
 ただ自分のところが苦労して、自分以外のところが利を得るというのは、努力が報われないのでモチベーションが維持できないものです。

 

・人が未熟に逃げない

 品質の良いソフトウェアを作るにはスキルの高い人材が必要と考えるのは、思考停止です。人のせいにして、作ることに何の制約事項も設けないのでは、いい状態とは言えません。
 良いものを作りたければ、悪い記述をさせないルールと、それを監視できる環境が必要です。人のスキルが上がればソフトウェアの品質が上がるというのは、思考停止していると考えるべきだと考えているのですが、これがなかなかわかっていただけないようです。