・変えようとする側の理屈
傍から見て、間違っていたり、非効率だったりすることを改めるように指示したり、提案したりすることはよくあると思います。どう考えても自分は正しいと感じているので、どうしても駄目なことを許容できなくなってしまったりします。
そういう思いでいたとしても、現実というのはシビアだったりします。
・変わろうとしない側の理屈
あれこれとしろと言われても、やらなくていいことの指示や提案がないことである限り、やることは増えます。そして、ダメ出しをする人の意見に沿っていたら、変えたことをまた変えられたりすれば、どうしても不信感が募ったりします。結局は、従ってもメリットが少ないと考えられてしまうのかもしれません。
・実績という名の怪物
どれだけ無駄でも実績が出ている間は、変わることを良しとしないのが組織の持つ一面です。裁量の及ぶ範囲と立場がマッチしていないこともあるのでしょうが一度出てしまった実績を覆すのは困難です。こうした状況を踏まえて、一方的な正義を押し付ける形になってしまうと、組織そのものが病んでいくように思えます。変えるときと変わるときはそうした問題を乗り越える、とてつもないパワーが必要になるのです。それはその1回においては益少なしなことが多く、自己犠牲を払う覚悟を共有できなければ、成功へと結びつけるのは困難なのだと思います。