・バグ曲線は好きみたいですが
よく、バグ曲線を見せろというオーダーが来るのですが、一通りしかやっていないテストのバグ曲線を見て、枯れているかどうかわかることはありません。
残っている不具合の分布が全体に対して一様になる点は一巡だけでは始点と終点しかなく、グラフの形をみて言いの悪いのを考えるのは間違ったデータの使い方といえます。
・何を以て品質を測るか
品質のすべては一つのメトリクスで見えるものではありません。だからやっても仕方ないという話ではありません。
大事なことは目的とそれに可能な限り合致する測り方をして結果を評価することです。
定義も見方も知らない人に振り回されている場合ではありません。
問題点に関する仮説を立てて、評価指標を決める。それをやってみることが大事だと考えています。
・完全でなくても測り続けよう
測り方については、改善を回していくことも可能ですから、まずは定点観測を兼ねて、測り続けることが肝要です。
同じ測定方法を続けておくことで、変化を捉えることができます。
その評価については吟味が必要かもしれませんが、測らないという選択肢より有意義なことは間違いありません。
まず決める。そしてやり抜く。そして改善し、実行する。これがPDCAというものですね。