・改革の最大の敵
品質が大事という話は、自分の生涯の中で数えきれないほど聞いてきました。品質のために数多の改善や改革が行われてきたのだと思います。
変わるということは、悪しきものと縁を断つという意図でもあり、新しいものとの縁を結ぶことでもあります。
・変わりたいのに変われない
変革というのはすぐに結果の出るものから、結果が出るまでに時間がかかるものがあります。初回から成功するという形に持ち込めないものは、ここに大きな試練が立ちはだかります。
変革して、かつ悪い結果を受け入れるというのは、経営者にとって望ましいことではないのでしょう。よって、我慢して結果が出るまで育てるという選択肢をとるのが難しいのかもしれません。
・前回までは大丈夫だった
どこかの観光客船の話ではないですが、今まで大丈夫だったのに、それを切り捨てて、ある程度の利益を切ってまで、変革をするというのは、厳しいものです。数字だけで評価されるのであれば、経営者としても厳しいものがあるかもしれません。
会社は営利団体なので、利益を削るというのは会社の価値を落とす行為だからです。
それでも前例を打ち破らない会社は、じりじりと死に近づいていくのでしょう。
さて、守るべきものは何か、少なくとも前例そのものではないはずですね。