ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

N0.151 マツダの開発を見て思うこと

 

・どちらかが譲る調整は何の価値も生まない

 よく、ソフトウェア開発の現場では品質を犠牲にして納期を守るという言葉が飛び交います。
 二律背反するものをマツダではブレークスルーのチャンスとして徹底的にやりあって当事者同士が妥協せず性能をクリアしていくそうです。ちょっとしびれる話ではないですか。

 

・品質か納期かとか、言っている場合じゃない

 確かに品質を犠牲にとか、後でコードはきれいにしようとか、言う話はよく出ます。
 この考え方自体が、間違っているかもしれません。
 モノづくりで妥協をするのは、正しくないのではないか、そう思い始めました。

 

・二兎を追うものが二兎を得るために

 そもそも、きれいなコードを書く人の仕事は速いです。そして汚いコードを書く人に時間を与えても汚いコードしか書けません。
 見るべきは時間ではなく力量です。そういう人を使うしかないのなら、スキルをできる人からできない人に伝搬させていかねばなりません。
 組織にとってそこの価値観がないことは、ダメな組織かどうかを見極める一つの指標にさえなる気がします。
 いい仕事をできる自分になっていい仕事がしたいですね。