ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.78 正義が一番厄介かもしれない

 

 日韓関係を見ても、英国のEU離脱を見ても、互いの正義の食い違いが許容できないために妥協できない状況になっているように見えます。

 ソフトウェアを正しいプロセスで作ったことで、売り上げがその投資以上になって返ってくるか、リコールのような巨大損失を防げるとかの明らかなメリットがわかるのであれば、正しいプロセスで作ることがその組織では当然とすることができるはずですが、そうならない世界もあります。

 割とニッチな産業界では、リコールと言っても巨額にはならず、ハード主体の状況では、ソフトウェアに金をかけるイメージがない部分もあるでしょう。

 だからやっつけ仕事でいいとは思いませんが、厳しい状況に追い詰められて成す術もなくという人を責めることもできませんよね。


 組織の正義の前に、ソフトウェア開発の正義は曲げられるしかないのか・・・まだ何かできることはあるはずだと思うのですが、難しいことがいっぱいあります。

 でもあきらめずに進んでいきたいと思います。