No.114 しなくていい苦労をしている訳は
概ねの場合、組織に問題があります。
それでも会社は持っているなら、開発以外の部分がすごいのでしょう。
不可能を可能にするのが開発ではありませんし、誰かがついた嘘を、みんなで本当にするのが開発というわけでもありません。
ただ、経験至上主義というものは厄介で、前にそれでやって(最後には)開発できたということから、次も同じことをやっている傾向が高いのだと思われます。
ということは、その会社は、そのうまくかなかった部分の責任を問われる人がいないということではないでしょうか。
ならば次も同じことになるでしょう。
さて、だからと言って、あきらめていたら何も変わりません。
何か一つだけも、次回のために変えるべきことを考えておくといいと思います。
改善というのは大きな事ばかりを指すわけではありません
小さなものでも、人のモチベーションには結構効くものです。
小さくても自分の足跡、小さくても誰かからの感謝。それは人を成長させる糧になるものだったりするのです。
楽するための苦労は厭わないぐらいで丁度いいと思います。