テストをするということは、不具合を見つけることに他なりません。
で、製品が最も大事にしたいことは顧客満足であるなら、ドメイン知識がものすごく重要になると筆者は考えています。。
ソフトウェア開発においては、その道の専門家の要望に応えねばならないことも多くあり、テスターがその世界の常識を知らなければ品質をどうこうできない部分もあります。
よって、その世界の専門知識を習得することにテスターは積極的でなければならないと思っています。
医療業界など一般の人にとってはわからない世界において、自分の常識でわからない部分を補填してしまうことが致命的な問題になる恐れもあります。
つまり、自分が知らないという前提で謙虚な姿勢で物事に向き合わねばなりません。
その上でテストがどうあるべきかとなります。それは知識とプロセスが大事になります。
知っていても出来なければ、その知識は死んでいる訳で、手に入れたものはできれば余すことなく使い切りたいものです。
基礎の中で経験的に最も役に立つ知識は、「同値分割」でした。人によっては違うかもしれませんが、これの応用範囲は恐ろしく広いと思います。
そしてこれがテストの量の削減に最も役に立つと思っています。
使い方として、色々な工夫をしてみることができる基礎知識のひとつです。