No.132 テストだけで品質をコントロールできない
・テストをして送り出しても、あと工程で差し戻されてくる
まあ、局面では、ままあるのですが、製品を出したい という意向が強すぎて・・・
もっと時間をかけて、しっかり見ることもできたのになあと悩んでしまう不思議な状況が起きたり・・・することもある・・・。
・テストが終わった状態とは
もちろん、すべてのテストケースがOKでなければなりません。
しかし、テストケースの十分性は何で保証しますか。
本来であれば、テスト側の人間が、期日などに忖度することはあり得ないのですが、事態が本筋に至らないこともあります。
結局、細かく見ていこうとすれば際限なくテストはできてしまいます。
とはいえ、システムテストまで来てしまうと、それを細かく見ていくことは事実上無理です。そのために単体や結合テストがあるのですが・・・。
・結局、安易な全部?に頼って穴を見ない
システムテストまで来て単体や結合レベルの全ての不具合を取るのは不可能です。さりとてもう少しなんとかならないかというレベルのものもあるのは事実です。
システムテストの網の目は、どうしたって粗いわけで、単体や結合で見つけてほしいレベルの問題があるものがそこにあれば、太刀打ちできないものがあります。
ここでテストをするからではなく、品質をどうやって達成するか、一つ一つの工程の在り様が重要なのです。
もっといい仕事ができるはずなのにという悔しさを全員が持ってくれればいいのですが、すべての人が高みを目指しているわけでもないことも事実です。
それも含めて品質をどうコントロールするのか・・・もっと考えていきたいと思います。