ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.112 直せばいいというやり方の限界

 

 不具合は検出して直せば良いというやり方では、体力勝負になることも作戦の内になってしまう。

 品質は作りこむものであり、せっせと不具合を作りこんで、せっせと直すのは、しなくていい苦労を自分から好んでしていると言われても仕方ない。

 良いものを作るためには、やはりいいプロセスが必要だと考えています。

 戦う前から勝利が決定しているように、真の名選手はファインプレーを必要としないのです。
勝ち易きに勝つべくして勝つのを目指すなら、日々どうあるべきかから見直すことが必要です。

 そして出来ないことを目指すのは間違いです。
 不完全と分かっても、まずは一歩高みに上がり、その場所からもう一度作戦を立案します。

 環境や状況が変われば、打てる手は変わっていくのです。一発で勝てるなら良いのですが、多くはその状況にありません。そして中途半端にしか見えないものの価値を認めてもらうのは難しいです。

 あきらめれば、終わりです。自分のためにまず自分が幸せにならなければ、人に手を差し伸べるなど、出来ないものです。まあ、筆者の人間が出来ていないということでしょうけど。
 でも働くと言うのは生きていくということで、それはもっとも泥臭いものです。

 それをわかって、尚1歩前に進む覚悟が必要なのかもしれません。