孫子の兵法に曰く・・・という奴ですが、テストを開始するときには、不具合はもう作りこまれていて、潜在していることになるわけです。
そうなると、テストで不具合が取れるかどうかになりますが、すべての不具合に遭遇できるようにテストを組むのは難しいものです。
ここで大事なことは、勝利条件の設定だと考えています。
どこまでの不具合が取れれば問題ないと言えるレベルになるか、それを定めておいてそこに至る方策を考える。それこそがテスト戦略となります。
そして具体的なテストは戦術レベルということになりますでしょうか。
最初に勝利条件を曖昧にしたまま始めてしまうと、終わり方がみえなくなります。
新型コロナウイルスとの戦いも、最終的な勝利条件が明確になっていないため、ずるずると来ている感じになってしまっています。
各個人が国の要請だからではなく、ウイルスにどう勝つか、決めて行動を決めて、条件を達成する主体性が大事なのだと思います。
受け身でいては、達成感もなくだらだらとしたやらされ感の中で埋没していくことが一番恐れるべきことだと個人的には思っています。