No.61 品質が悪い理由
品質の悪さは、不具合などに現れるものであるが、おそらくダメなものは最初からダメな理由があると考えています。
改善のポイントがあるということは、悪いか不十分な点があると言うことを意味します。
悪いものが出来上がったのではなく、悪くなるように作られたと考えるべきです。
しかし、ソフトは人と割り切ってしまうと、プロセスの多くの部分を人の影に落としこんでしまい、人が悪い以外の理由を見いだせなくあんります。
それは、見る側の人間の罪だと思います。
無茶な仕様変更なのか、強引なスケジュールなのか、見ようとしない管理者なのか、ダメなものには理由があります。
しかし、状況の殆どは誘因であって主因ではありません。
さて、それが何なのか。組織作りの点で、もう負けが決まっているなんてことも考えらるわけで、作ることを自分の経験だけで処理しようとする人が戦っていける場ではもうないのでしょう。
さて、見えない敵と戦うとして、どう戦うか、そんなことを考えられる人だけがいい管理者になれるのかもしれません。