ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.219 ソフトウェアテストの7原則

 

・全部は使わないけど

 一番多く使うのは、「バグは偏在する」でしょうか。「全数テストは不可能」は言い訳がましく聞こえるから、やはり偏在の原則は普通に使いますよね。
 これとセットで覚えておくと良いのは、5%の領域に80%の不具合があったとかいう事例報告の存在でしょうか。

 

・テスト設計で

 網羅性を維持する方向で語るなら、2因子の関係で発生する不具合が全体の90%だったという報告(だったと思うけど)で、この辺を使うとやっていることの説得力が高くなるので、オールペア法(ペアワイズ法)や直交表の活用は権威付けというか、ロジカルに説得力があるのがいいですね。

 

・でも聞かれるその効果・・・をどう測る

 そんなご無体なとは思うのですが、経営者は数字で効果を欲しがりますよね。それに対する解が用意できれば良いのですが、ない場合は何か出せるまで慎重に行くしかないですよね。
 数多の成功者が必ず言う「結局、品質が一番コストに効く」という言葉、これはその初期に信じて耐えた方のみが言える、できる経営者を選別できる言葉なのかもしれないですね。