ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.88 目先と長期の視点の使い分け

 

 コロナウイルスに関しては、目先の問題の方向性で、手早く禁止すべきを禁止する方向性は間違っていないと思っています。。
警戒しすぎて何にもなかったという文句のほうが、警戒せず、大事に至るよりましというものであるという考え方です。

 ここにはある程度の無駄が存在しているわけですが、適切な情報がないのであれば、過剰な方向に振っておくのは誤った判断とは言い切れないというのが筆者の考え方です。

 会社などの組織がすべて目先の問題に向いてしまうのは、やや危険な傾向があります。
 そこで今死ぬのと、明日死ぬのはどちらがましかという問題にしてしまうのは、少々問題がある気がします。

 なぜなら、その成功体験で生き延びた人は、その経験をもとに行動を組み立てようとしてしまう傾向があるからです。

 結局、目先の問題が勝つ組織にいては、開発者の力が適正な使われ方をしていないかもしれません。

 現状がダメなことにすぐに絶望してしまうのは勿体ない話なのですが、良い方向の将来が思い描けない環境は、望ましくありません。

 次の世代に希望につながる環境を残してやれればいいとは思うのですが、それができずにあがく日々です。