No.17 行方不明の2歳児をみつけたボランティアの偉大さ
2歳児が行方不明になって、ボランティアの方が見つけた話が、世間でいい話として広がっている。
見つかってよかったし、ボランティアの方の経験から来る、予測力、想定力。それを支える体力、気力には敬服する他ない。
設計において、想定外にしてはならないのに、想定外の事態が起き、システムの動作が想定を超えてしまう。
よく、異常系という言葉が使われるが、エラーとして処理できるものは想定されているので異常系ではないという考え方もあるらしい。
なんにしても、作り手にとって想定外という言い訳は、最低の言い訳だと筆者は考えている。
使い手にとっては、何の説明もなくその状況に放り込まれて、さんざん困ったのに、悪気はなかったんですと言われても、その製品を使うのをやめようと思うだけである。
作り手自身が客の買わない理由になってしまってはならないのである。
常に備えよう。自分の作ったものが使い手から何かを奪ってしまうことがないように。
想定外などと言わずに済むよう、もっと考えよう。
深く、広く考えた先に、使い手の幸せな未来を思い描こう。
それが作り手の果たすべき使命であり、社会への貢献なのだと筆者は考えている。