ストーカー被害で訴えられて、近づかない約束をしてもまた近づいて、つかまった人がいた。
こうした人の心情は諮りかねるが、これで大丈夫だと思った被害者の今後の不安は計り知れない。
誰かの言うことを信じて仕事をして裏切られると、人を信じなくなる人と、心が折れる人のタイプがいる。
これは人の素養によるので、どちらなのか言えないが、まじめな人は感情の持って行き場がなくなって折れてしまうのだろうか。
作り手にはつくりの喜びも自負もある。
多くの場合うまくいかないのはマネジメントに問題があるからである。
マネジメントは難しいのであるが、局面を難しくしない努力が大事である。シンプルな問題である内に、捌いてしまう方がいい。
マネージャーも人の子であるが、責任を果たさなくていいなどということはない。
組織に問題がある場合、マネージャーの権限を越えるところにある問題は解決できない。
問題をエスカレーションできないのであれば、マネージャーは開発者のモチベーションに心を砕かねばならない。
ダメなものにしがみつき、ダメな評価を受け続ける組織では人は成長できない。
人に認められ、人に必要とされることに喜びを見出して、人は成長していく。
技術は大事だが、心はそれ以上に大事なのだ。
先日の勉強会で欠陥の偏在は作る物が複雑とかそういうものより、作り手に何が起きたのか、それによってどんな気持ちで作業することになったのかの方が欠陥の偏在に大きな影響を与えるのではないかという勝手な思いつきの話をさせてもらったが、意外にポジティブに受け止めてもらえたようである。
努力が報われる世界で働ける人間は幸せなのだと改めて思っている。