・開発の外部委託も第三者検証も
発案者以外が実行するものは論理的でなければならないと考えています。
確かにすべてを理解して実行できるのであればパフォーマンスはベストが出るとは思いますが、これは人に依存する方法に他ならないと考えています。
・わざわざ他人がやることの意味
これは、その開発やテストが、誰がやっても、何回やっても、同じレベルの結果を出すことを保証するためであり、そのレベルで物を作らないと安定した供給ができないからということだと考えています。
詳細をわかっていない人が作り、詳細をわかっていない人が検証しても一定以上の水準の品質を達成できるようにすることが本質なのだと思っています。
・故にわからないからできないに逃げてはいけない
工業製品の品質保証というものは、人への依存もなく、再現性と妥当性のある開発をしなければならないのであり、それを達成することがどれだけ困難なのかということはありますが、こちらにシフトできない会社はいずれ時代に取り残されてしまいます。特に日本的な考え方は個人の(犠牲の)上に成り立ってしまう傾向があるので、まずいのだと思います。
わからないからできないということは体制と状況が正しくないのだと思っております。