開発とは品質を作りこむことに他ならないと考えています。
機能を増やすことも品質の向上ですが、それで不具合が増えるのは困りものです。
限られた時間で、売れる商品を作りたい気持ちはよくわかりますが、本当のところ開発費は膨大な数字に膨れ上がっています。
それを経費とか言い訳にすると、だんだんと儲からない会社になっていく未来が現実味を帯びてきます。
いいものを作る責任と、事業を継続して利用者に安心を与える責任、両方を果たすには、会社が生き延びなければなりません。
目先の数字は大事です。しかし、会社の資産である開発力は膨大な経費を掛けながら、ただ消耗していくのであれば、残念なことというほかありません。
作るのは開発者ですが、作らせるのは経営者です。
その程度に品質にするのも経営者の資質と言えると思っています。
