・プロダクトの品質が悪いと
これが悪いのは致命的で、目立つし、すぐに影響範囲が広がってしまいます。
当然、問題として挙げられ、なぜこうなったのかという話になってしまいます。
しかし、偶然品質が悪くなるというのは、かなり稀なケースではないかと思っています。
・必然としての結果
品質の悪さはどこから来るのか、一つは人と人の間、もう一つは人の作業の中だと考えています。人と人の間であるコミュニケーションからくるものは仕様書の書き方だったり、仕様書がなかったりするものです。人の作業の中にあるものは人の作業のミスだったり、妥協だったりするのですが、これらが許容されている作り方である限り、品質はまた悪くなります。
・それを人の力量にすると事の愚
そうした品質の悪さを人の力量のせいにしてしまうのは、悪手です。これを繰り返した組織は成長は見込めません。人の力量によらないプロセスを構築する必要があるのですが、これができる組織はそんなに多くありません。製品を作るプロセスもそうですが、人を成長させるプロセスもなければ、いい組織ではないのでしょうね。