・時間が足りないというけど
開発はというより仕事は常に時間との闘いがあります。期日のない仕事はないからです。
そして、いつも現場でささやかれるのは「時間が足りない」です。
この、時間が足りないについて、いくつかの質の問題があると最近思っています。
・時間さえあれば済むのだろうか
仮に必要な時間を与えても素晴らしい仕事ができるかということを考えてみます。足りない時には喉から手が出るくらいほしい時間ですが、質を向上させることができるかは少し疑問があります。
人は能力以上の仕事はできません。そこに時間だけ与えられても質が向上することはないように思えます。結局、スキル向上を図らない限りその人の仕事の質は上がりません。
・できる人は時間がなくても質は下げない
半面、できる人は仕事の質と時間をトレードオフしていないと思います。というより、雑な仕事をしている人より圧倒的に考えている量も多いし、チェックするポイントも多いし、やり方も洗練されています。作業量からすれば圧倒的に速いといえます。ゆえにその中で効率化する手段を次々と講じていくので、時間のない中で鍛えられ、いい仕事をなんとか維持し続けているように見えます。結局、自分で自分に満足せずに努力し続けるスタンスが才能なのでしょうね。
ただ羨ましがっていた、過去の自分に伝えてあげたいものです・・・。