ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.203 #全部テストする?

 

・そもそも適正なテストの量は?

 バグがないことなんて目標は立てるだけ意味がありません。ないことを証明する方法がないのですから。テストしてバグがあることは証明できますので、反証は簡単なのですが、ないことは少なくともテストではできません。だからどれだけテストすればいいのかなんて正解があるなら教えてほしいと思うのが本音です。

 

・何を確認するのか

 例えばコード行数がわかるのなら、1000行あたりいくつのテストをすれば適正か、経験により決定することが可能かもしれません。それらのデータがない場合、適正なテストはどれだけなのか、出せるかどうか疑問です。だから、拠り所を決めておく必要があると感じています。

 

・何かに対しての『全部』

 訳も分かっていない人の言う全部は置いておくとして、検証するサイドとして、何を検証したのかを明確にするという点において、しっかりとした基準を持つ必要があります。もちろん、みていない部分があっても、明確にそれがわかることも重要です。一回で成功できれば良いのですが、そうでなければ、きちんと改善できるだけのデータが残るやり方をしていなければならないのです。
 まあ、失敗が許容されないとしても、なぜ負けたのかは理詰めで追えるようにしておくことは大事だと思います。