・全部見たのかと問う人
安易にこれを聞ける人をうらやましいと思ってしまうのですが、#ソフトウェアテスト における全部はそんなに簡単なものではありません。言うのは簡単ですけどね。
管理を考えれば、全部が明確でなければならず、思いつく範囲程度の話で済ませるレベルのものではないことは、知る人は知っている話でしょう。
・ちゃんとしていない
論理的に導き出せないものは管理するのが困難です。流動的になってしまう要素が多くありますので。逃げていくゴールに対して、追い込んでいく管理など、不可能になります。ダメだとしても論理的に確立されたやり方で失敗することで、改善もまた論理的にできることになります。
だから、失敗を恐れて安易な考えに流されず、踏みとどまる強さが必要になります。
・頑張る以外の解決差が立てられるか
精神的に追い詰められて頑張るしかない状況で、ダメになるとわかっている仕事を続けるのは辛いものです。失敗を責められ、もっと頑張るなどという対策で動くなど、あってはならないことだと思います。知的労働者であるソフトウェアエンジニアが精神論に勝てないなどということは、まともな状況ではありません。論理的なやり方での失敗には論理的な改善策が立てられます。こうなっていてこそ、その失敗は糧となっているのです。
やはり孫氏の兵法ではありませんが、「すべての勝利は戦う前から決定している」のかもしれませんね。
