ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.28 3つのタイプ

 

 やってから考える人がいる。
 
 やりながら考える人がいる。

 そして、考えてからやる人がいる。

 どれが正解かという話はあまり意味がないと思っています。適材適所ということになるのでしょうか。

 普遍的な答えはないのですが、モノづくりにおいて、まして保証しなければならないものであるなら、考えてから作らねばなりません。

 まあ、設計して作って、確かめたものを売るわけですからそうなります。

 とはいえ、確固たる正解などない世界のことですので、経験則や妥協などの微妙なものとのやり取りがあって、収まるところに収めて終わる感じになるのが多いのかなと思っています。

 ただ、人の性格としてどのタイプが良いのか言えば、やってから考えるタイプは一番経験値を得やすいと思います。
その分、ミスも目立ってしまいますが。

 やりながら考えるタイプは、場合によっては迷走してしまう可能性もあありますが、ラピッドプロトタイピング的に的確に軌道修正を図りながら物事を進められるなら、バランスの取れた性格と言えるでしょう。

 考えてからやるタイプは、最後に笑うタイプとも言えますが、機会損失が多いのが欠点ということになるでしょうか。

 設計者には想定力が必要で、結局は頭の中で思考実験という形でやってみて判断しているのだから、考えてからやるように見えても、自分の中ではやってから考えているのかもしれません。

 やはり適材適所というあたりで落ちをつけるのが、あたりさわりがないところなのでしょう。