芸能人がひき逃げをした事件が報道されていた。
ルールは守るべきものだが、後から帳尻を合わせるようなやり方をする組織がいまだあるようである。
やり方は変えずに、最終的に規定を守ったかのように見せて監査を潜り抜けるやり方を繰り返す組織は危ない組織である。
事故を起こして逃げてしまうという行動を後から正当化しようとするのは正しい行動ではない。
そもそも、そのルールが何のためにあるのか、だれの利益を守る為にあるのかを理解しなければならない。
確かに営利団体が利益を失ってまでやることではないのかもしれない。
しかし、それは欺く行為である。
いつか帳尻を合わせるとともに、ルールに沿った作り方のプロセスに変えていけるなら一過性の苦労でいいだろう。
しかし、やり方を変えず、帳尻を合わせることを繰り返すのは、いずれ疲弊して破綻することが見えている。
ものづくりは使い手の幸せのために行われるべきである。
自らの欲に走り、使い手の幸せを二の次にしてはならない。プロセス改善は改善が目的ではないのである。
人を幸せにする資格がない人に堕ちてはならない。
一つずつ、一歩ずつ、しかし確実に改善していくことが大事である。
そのマインドが組織を救うと思いたい。