No.14 公私の別

　某女優が、インスタグラムの全削除に至ったという話が最近出ていた。

　さて、自分が商品だと考えているなら、インスタグラムは小出しにしたプライベートっぽいもので自分の商品価値を上げようというツールであるなら、どこまでも公私の公である。
正解はわからないが、自分をどう考えているかから行動は決定されるということであろう。
　

　会社のために不正を働く人も、公私の公という意識なので、個人は悪くないという意識さえある。

　テストをして見つかった不具合の原因に設計の不十分さを感じさせるものが多くあると、プロセスの問題が人を圧迫している可能性がある。
公私の公だから、考えずに同じことを繰り返していては進歩はない。

　人間系をカバーするためのプロセスが、人のミスを誘発しているのであれば、根本的にまずいのである。

　公的なものが正しいというのは考えることを放棄した人間の思い込みである。

　何が正解かわからないことに結論を出していける者が、次のステップに進んでいける。
強くなるのは難しいのであるが、強くあろうとするのは心がけの問題である。