ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.251 人を育てる

 

・ソフトウェア開発者として

 ソフトウェア開発を育てるとして、必要なポイントが2つあると考えています。その2つのポイントは考え方と書き方だと思っています。書き方がどれだけ良くても、考え方がまずければその先にはいけません。故に先に考え方を洗練させなければなりません。
 設計というのは最悪値も考えねばなりませんが、それだけに囚われると、冗長なつくりにならざるを得なくなります。この匙加減は難しいのですが、避けて通ることはできません。

 

・どうやって評価するのか

 書き方は割と簡単に評価できる部分がありますが、考え方は難しい面があります。
 表現の仕方に幅のある世界なので、認知バイアスの影響もあって、誤解とか齟齬とかから逃れるのが困難だったりするのです。だから評価する側にも相応のスキルが必要なのです。これがまた問題を難しくしているように思えます。

 

・自分の仕事を人にやらせるのと同じで

 自分の仕事を人にやらせるとどう考えても自分でやったほうが速いと思うことがいっぱいあります。それが思っていることを表現する難しさであり、ドキュメントの出来そのものを左右する要素になります。ここは試行錯誤することでしか身につかない部分もあるので、正解を安易に欲しがると痛い目を見るかもしれません。
 地道に経験を積み上げるのが一番なのは何事も同じなのかもしれません。