ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.222 孫子の兵法ではないですが

 

・勝ちも負けも必然

 納期に間に合うかどうかの勝負、いつも負けるから、期日を少し前に設定するとかいうやり方で満足する品質のソフトウェア開発は不可能です。
 物理的なモノづくりなのですから、論理的に追い詰めて、必然の積み上げの結果でものが出来上がるようにしなければ、話にもなりません。

 

・日本的なやり方は前時代的

 採用した人材はやめさせることが困難なので、仕方なく使い続けるわけで、その人材に洗練された新しいやり方を植え付けるのは困難で、結局、頑張れと、使えないの間を右往左往しているような組織になってしまったので、おそらくどうにもならないでしょう。

 

・今に囚われている限り

 全ての勝利が戦う前から決定しているというのであれば、敗北もまた決定しているということで、負けるということであれば、敵と己を知らないということです。現状にしがみつき明日の勝利を逃しているのであれば、それはもう自滅という階段を上っているようなものです。せめて、負けから学ぶことは行うべきです。
 誰もが良いものを作りたいのです。作れなかった人も、作らせてやれなかった人も、その結果から学ぶことをやめないで欲しいと願います。