最近有名な掲題の問題ですが、さて、開発サイドはどうだったのか気になっています。
もともと、単独のサービスでもう少し後で投入される予定だったこのサービスを、コンビニ内のサービスの一部として投入しようという仕様変更が入ってきたという情報がありました。
さて、ここで開発サイドからセキュリティレベルに関する問題はエスカレーションされたと考えてられます。
その根拠は、該当するコンビニだけの利用なので、そこまでのセキュリティレベルがなくても大丈夫なのではないかという回答が記者会見の場であったからです。
少なくとも下から挙がった問題は、トップではないまでもある程度までは上がったのでしょう。
そこで、前述の答えのような判断が下された。
この判断を適正に判断する力は、経営トップにはなかったようです。そして、危うさを伝えてくれるブレーンもなかったようですね。
この組織はこの手の問題に対して適切な判断をできなかったことは事実です。
さて、問題を上に挙げた開発サイドにモチベーションは残るのでしょうか。
こうした問題に対して組織上のどこに欠陥があったのか、それを適正化するためにどうすればいいか、上の人間の英断が必要ですが、今のトップにそれができるでしょうか。
こうした組織では開発者が高い評価を得ることは困難になる可能性があります。
日本の組織におけるソフトウェア軽視の経営者のスキル状況が見え隠れします。
この国の未来は、大きな会社が食いつぶしていくのかもしれません。
こうした情報から何を感じて、どこで自分の未来を思い描くか、これからのソフトウェア開発者が適正に評価される環境がどこにあるのかがそれを握っているように感じます。