ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.5 そんなつもりで言った訳ではない

 

 この言葉は、開発者にとって最悪の言葉である。最近、某大学のアメフトのコーチが言っていたのである。

 勘違いしてはいけない。そんなつもりはないといえば有罪が無罪になるわけではない。過失も前科がつくのである。

 それを言うということは、自分は悪くない。悪いのは相手であると述べているのと同じだと思って言うのであればわかるが、それ以外は醜いものを見ている気分になる。

 

 仕様書に書いたことを、意図通りに解釈してもらえなかったら、どちらが悪いのだろうか。

 認知バイアスというものがあって、それによって解釈は引っ張られるらしい。
書き手の責任はどこまでなのか、それによって引き起こされた結果すべてに対して責任があるのである。

 結果を求める以上、リスクの想定は設計者なら当然である。

 こんな醜い言葉を吐かなくても済む生き方をしたいものである。