ソフトウェア開発のいろいろ

ソフトウェア開発のいろいろなこと一歩引いた位置から

No.67 開発と会社

 

 ソフトウェア開発に関して理解のない会社でも、儲かっているのならつぶれることはありません。

 多くの人はソフトウェア開発現場で起きていることは知らないし、理解しようとしません。

 正しいと言われるものが、降ってきて、やれと言われて、やろうとしても、従来通りの納期優先で、正しいプロセスでやることは目的になってはいないのです。
それはその会社が儲かっているからです。

 なぜ儲かるのか、開発以外の要素が多分に寄与しています。
 そんな会社において、ソフトウェア開発者は幸せになることは難しいかもしれません。

 結局、うちのソフト屋はダメというざっくりとした評価の中で、生きていくことになります。
 
 こうした時間が長い会社は、決定的に世間から遅れてしまいます。
 ソフトウェア開発の在り方など、他の会社と比較してみたら、恥ずかしくて話すこともできないほど違うことになってしまいます。

 ソフトウェア開発者としてスキルを積みたければ、適切な環境とは言えないかもしれません。


 こうした中で終身雇用制は崩壊しつつあります。

 こうなると企業内で育てることが難しくなってきます。
 いつか、支えきれない状況がやってくるのでしょうが、そうなる時は会社によっては驚くほど後になるかもしれません。

 何が正しいのか・・・結局、永久普遍な正義などないのかもしれません。
 ならば人が自ら選んで生きていく必要があるのでしょうね。